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 海外旅行アルバム

タイ北部・チェンライ

山岳民族の村とミャンマー

 

2003年 8月

           

 

  

 去年(2002)の夏に、タイの山岳少数民族を訪ねるトレッキングを計画したが、残念ながら事情で実行できなかった。1年間待っただけあり素晴らしい体験と発見の連続であった。

 

(各写真はクリックすると大きく見れます)

 

 チェンライでベースにしたホテル プーチャイサイ リゾート ホテル&スパ。日本ではまだあまり知られていない癒し系の高原リゾートホテル。素晴らしい環境の中 で心と体が洗われる。スパやレストランも充実している。ここに3泊した。

 

 

 

敷地の一番高台にあるレストラン。タイ北部の郷土料理が美味しい。
もともと王族の別荘をホテルに改造。ほとんどが竹で作られている。
 
泊まった部屋(エグゼブティブスイート)のテラス。

プーチャイサイリゾート&スパ

 8月25日の夜にチェンライに着きホテルへ。翌日の午前中はスパでエステやマッサージで体を休め、午後に山岳民族の教育支援・さくらプロジェクトの三輪さんを訪ねた。

 

 

 

庭で遊ぶ山岳民族の子供たち

山岳民族の子供たちが寝泊りするさくら寮

 
山岳民族を寄宿させ、学校に通わせるプロジェクトを行っている三輪さん(中央)
   
     

  8月27日、ミャンマー、ゴールデントライアングル、阿片博物館、ラオスが見渡せるチェンセン、そして首長族の村を訪ねた。

 

 

 

国境を流れる川。右がタイ、左がミャンマー。日本人には不思議な感覚だ。
 
ここが国境の橋、青いゲートをくぐればミャンマー
国境の街、メーサイの出入国管理事務所(ガイドのサネー君と)
   

 

 

 

ついにやってきたゴールデントライアングル。川の右はラオス、左はミャンマー、立っている場所はタイ。
ミャンマーの農村で見かけた女の子。これより大きくなると写真を撮らせてくれない。
 

ミャンマーの農村の普通の家、高床式で糞尿は下で家畜が食する。

   

 

 

 

首長族の近隣に住むラフ族のおじいちゃん。この家に上がりこみバナナや食事もいただいちゃいました。人なつこい良い人です。
みんなに広場に出てきてもらいました。
 

夕方訪ねた、ロングネックカレン、いわゆる首長族の家。夕食の支度の最中でした。

   
     

 日本においては、北朝鮮の拉致家族問題・脱北者の問題が報道されている。その脱北のルートとして中国からメコン川沿いのゴールデントライアングルに上陸し、タイに入国すると言われる。その様子を垣間見てきた。

 

チェンライの街にある韓国料理店。この店が脱北者を支援していると言われる。
船から降ろされた貨物と一緒にトラックの荷台にかくれチェンライやバンコクヘ。
 

中国からメコン川を下ってくる貨物船。この船で密航してくると言われる。

   
     

 8月28日・29日と山岳少数民族の村を訪ねた。ボートを降りてから 歩くこと約4時間。想像をしていたよりハードなトレッキングだったが、それ以上に有意義な2日間であった。ここにも失わせてはいけない、子供たちの輝く笑顔があった。

 

 

 

ランチの後ボートで上陸地点へ移動。ここからトレッキングが始まった。
 
途中にあるカレン族のエレファントキャンプ。少々立ち寄り休憩。ランチを食べる。

チェンライの街からスタート、メーコック川をボートでミャンマー国境方面へ上る。

   

途中の道で出会ったバナナを背負うアカ族の少女。1房20B(約60円)で売れるそうだ。

雨季ということもあり川が増水し、何度も橋のない川を渡渉してゆく。

途中の村で出会ったアカ族の老女。

 

雨季で道も崩れている。こんな素敵なトレッキングでした。
歩き始めて3時間半。尾根沿いに出て、ようやく目指すラフ族の村が見えてきた。
ここが本日の宿泊地、ラフ族のメータン村。もちろん電気も電話もない村です。

 

 

     
 

 

 

村に着いて一息、山の湧き水から引いている水で体を洗う。
民族衣装を着た村の女の子たちが集まってくれた。
女性の唯一の収入源になる伝統織物。これも仲買人に安く買われる。
     
子供たちが集まってきてトランプで遊ぶ。トランプは数を教えるのに有効とか。
 

夜になり、火を炊いた明かりの中で歓迎の歌や踊りを披露してくれた。

 

村の皆が作ってくれた食事。お皿には芋虫の茹でたものや炒めたものも並んだ。
     
朝、村長(中央)と村の悩み・教育問題について話し合い、学校建設について合意した。

村を発つとき、女の子が集まってきて歌を歌ってくれた。

 

大勢の子供たちが、1時間以上にわたり下の村まで送ってくれた。TV番組のウルルンの気分。

 

 

     

← 今回の旅でお世話になった

チェンライのサニー・サネー・トラベル

 

事務所代表のサネーさんご夫妻 →

奥様、志乃さん は日本人です。

 

大変お世話になりました。

 

 

 

夕刻、山岳民族の村からチェンライに戻り、街を散策した後、夜の飛行機でバンコクに行った。バンコクで2泊した後9月1日の早朝日本に戻った。

     

 

今回お世話になった方々、利用したホテル

さくらプロジェクト 

三輪 隆 さん

  タイ北部山岳少数民族の文化と子供たちの教育を支援する民間ボランティア(NGO)。チェンライ県ナムラット村の「さくら寮」運営。代表の三輪さんはフリーの雑誌編集者、写真家などを経て、現在はさくらプロジェクト・タイ代表。さくらプロジェクト・タイの無償活動を始めて今年で15年。

サニー・サネー・トラベル

サネーさん、志乃さん

  チェンライにある旅行会社。サネーさんは山岳ガイドもこなし山岳民族の文化・教育問題にも取り組む。日本語もとても上手で数年前まで東京でタイレストランをやっていたとか。奥様は日本人。
プーチャイサイリゾート&スパ  

都会暮らしをしているとまるで別世界のネイチャーリゾート。

チャンスがあれば是非一度訪ねて欲しい。

バンヤンツリー・バンコク   うって変わって、バンコクの高層オールスィート・ラグジュアリーホテル。前日は電灯もない山の村で眠り、山から下りて飛行機でバンコクヘ。空港ではホテルのベンツが迎えに来ている。人 間とは恐ろしいものだ。

 

旅行後記

  今回、去年断念したタイ・山岳民族の村へのトレッキングの旅に行ってきた訳であるが、本当は違った旅行計画をしていた。6月末に新しい店をオープンさせ、その準備や開店の忙しさもあり、今年はお疲れ様の癒しの旅を計画するつもりであった。だから航空券もホテルの手配も7月の半ばからだった。

  しかし何処へ行こうか?何をしようかと考えているうちにどうしても去年断念したタイ・山岳民族の村を訪ねてみたくなった。そして欲張りな旅の計画になった。

@頑張って仕事をしたご褒美の癒しの旅をする。

Aタイ・ラオス・ミャンマーのゴールデントライアングルへ行きたい。ミャンマー・ラオスに入国したい。

B首長族はじめ、山岳少数民族の村をトレッキングしながら訪ねたい。

C山岳少数民族の支援で頑張っているさくらプロジェクトの三輪さんを訪ねたい。

D北朝鮮から脱出する脱北者のタイルートをこの目で見たい。

E地球市民としてまた新たに何かできることを発見したい。

こんな欲張りな思いを持って出発した旅行であったが、旅の目的のラオス入国以外はすべて達成でき、有意義な旅であった。

結果は以下の通り。

@は、格安ビジネスクラスの席が手配できたし、宿泊したプーチャイサイリゾート&スパバンヤンツリー・バンコクはともに最高の癒しを与えてくれ、スパやマッサージなどで安らぐことができた。

Aミャンマーに入国ができ、(数ヶ月前まで国境封鎖)農村地帯で農家まであがることができた。ゴールデントライアングルでラオス・ミャンマーを見下ろせた。ラオスだけは時間がなくて入れなかった。(残念!)

Bはこの旅のハイライトであった。何年も前から会ってみたかった首長族にも会えた。その他の少数民族にも会え、何時間も歩いてラフ族の村にたどり着き、泊まることができた。本当に嬉しかった。

Cチェンライ行きを決めてからさくらプロジェクトの存在を知った。山岳少数民族の支援のために15年タイで頑張っている三輪さんにトランク一杯の古着と、三輪さんから頼まれたデジタルテープ30本を持っていった。

Dチェンセンの街の船着場には中国の旗をつけた船が数隻停泊をしていた。これらの船にかくれて乗ってくると言っていた。チャンライの韓国料理店ではバンコクまでの交通費を渡していると言っていた。

E宿泊した村(メータン)の村長が、村に学校が欲しいと言っていた。山岳少数民族はもともとタイ・ミャンマー国境を行ったりきたりしていて、自分が何処の国民かという意識はない。よってタイ語は話せない。しかしタイ語話せないことによる弊害は多い。(少女売春組織の餌食になる)そんな問題から多くのNGOは少数民族の教育問題支援をしている。私はガイドのサネー君の想い、村長の想いを受け入れ村に学校を作る協力を約束した。今年中にすべての条件が整いますように!!

山岳少数民族の問題の例 @ A

 

7泊の旅でしたが、本当に欲張りな旅でした。サネーさんご夫妻、三輪さん、本当にありがとうございました。またきっと近々にお会いできるでしょう。それまでお元気で。

 

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